用語集

このサイトで使われている用語を解説してるページです。一部 太電独自の用語がありますのでそれについてもご紹介します。

 

目次

  • UIC番号
  • UIC分類記号
  • 車両限界
  • 車両形式表記
  • その他の用語集

 


UIC番号

UIC番号とは、国際鉄道連合が車両などにつけるように規定している識別番号である。

太電では、全ての客車と貨車にUIC番号を付けている。これは、ロシアへの国際列車があるためその際 ロシア人やヨーロッパ人でも分かりやすくするために付けている。また車両の管理をしやすくするためにも付けられている。

下記でご紹介する内容は管理人個人がウェブや書籍で調査した情報で、間違っている可能性がありますので参考程度に御覧ください。

データは国別番号がUIC公式サイトで配布されているPDFを元に、その他番号については国内のサイト様(1)と海外のサイト様、書籍の情報を参考にしています。2013年頃の情報なので現在は変更となっている場合があります。

 

何かUIC番号に関する情報や間違いがあれば 管理人までメールを送っていただけると幸いです。

 

UIC番号は、12桁の数字から構成されており、「50 42 09-70 000-3」(例)などと表記される。

左から一桁目・二桁目は、車両種を。三桁目・四桁目は、国と事業者を。五桁目・六桁目は、車両仕様を。七桁目・八桁目は、最高速度と暖房方式を。九桁目・十桁目・十一桁目は、車両番号を表している。十二桁目は、確認番号である。

なお、車両番号に関しては必ずしも3桁では無い

 

・番号のフォントについて

UIC番号は、ドイツ工業規格のDIN 1451をベースとしたものが使われています。

DIN系のフォントであればそれっぽく再現可能です。

Windows 10標準で入っているものであれば「bahnschrift」

フリーフォントであれば「Alte DIN

有料系では、Linotype社のDIN Next、FontFont社のFF DINなどがあります。

 

・動力車のUIC番号について

こちらについては現在 調査中ですが、国によって若干番号の付け方や表記が異なる様です。もっともUIC番号が一般的に使われているのはドイツやポーランドで、ポーランドなどは上の国別番号等を除いた番号を表示している様です。

  

・プルマン

プルマンは、アメリカの寝台・鉄道車両製造会社です。中央通路タイプの開放式寝台や、食堂車、軽食を販売していたラウンジカーの事を「プルマン式」や「プルマンカー」と呼びます。しかし意味は国によって異なり、日本では一般的に581・583系などのタイプの開放式寝台を意味します。

  

・チェックディジット(確認番号)について

チェック番号は2と1を交互に掛け、答えの数字を1桁ずつすべて加えた後、和の一の位と10との差がチェック番号となる。

 

以下の計算例では、「2」がチェックディジットとなる

 

チェックディジット計算例
チェックディジット計算例

 

・RIVとRICとは

RIVは、「Regolamento Internazionale Veicoli(国際貨車法)」の略で 国際運行する貨車に必要となってくる物で、いわば貨車の国際ナンバーです。技術的条件を満たせばこのRIV登録が出来ます。

RICは、「Regolamento Internazionale delle Carrozze(国際客車法)」の略で 国際運行する客車に必要となってくる物です。上記のRIVの客車版と言えるでしょう。

 

欧州の客車及び貨車は、基本的にはこの二つに登録されている貨車・客車が国際運行をしています。

 

RIC認可ではない客車や貨車でも、乗り入れる国(事業者)に許可を得ることで走行が可能になります。

その場合、RIC表記に乗り入れ可能な国の記号が書かれます。

RICの記載例
RICの記載例

 

・関係資料

 

関係組織の略称と用語

名称 説明
UNECE

国際連合欧州経済委員会、国連の組織

(United Nations Economic Commission for Europe)

UIC

国際鉄道連合、西側諸国における鉄道連合、日本も加盟

(Union Internationale des Chemins de fer)

ERA

欧州鉄道機関、欧州連合の組織

(European Railway Agency)

TSI

相互運用性技術仕様、欧州連合の規則「WAG TSI Regulation (EU) No 321/2013」

(Technical Specifications for Interoperability)

TEN

欧州横断ネットワーク

(Trans-European Networks)

RIV

国際車両規制

(International Wagon Regulations)

RIC

国際運送規則

(Regolamento Internazionale Carrozze)

OTIF

国際鉄道輸送条約

(Intergovernmental Organisation for International Carriage by Rail)

UTP

統一技術仕様、UTP WAG A94-02/2.2012、ATPU規定

OSJD

鉄道国際協力機構、東側諸国における鉄道連合

(Организация сотрудничества железных дорог)

PGV

国際交通における貨車規格に関する合意、OSJD 規定

(Agreement on Rules for the Use of Freight Wagons in International Traffic)

PPV

国際交通における客車規格に関する合意、OSJD 規定

(Agreement on Rules for the Use of Passenger Wagons in International Traffic)

参考文献

UIC - Leaflet 920-14(2015)

OTIF - Uniform Technical Prescription(2020)

ERA - COMMISSION DECISION of amending Decision 2007/756/EC adopting a common specification of the national vehicle register(2016)


UIC分類記号

UIC分類記号は車両の分類を示す記号です。太電では英字の主記号とカタカナの従記号を使用しています。

※こちらは太陽電気鉄道独自です。

2015‎年‎6‎月‎13‎日現在

主記号 従記号
A 一等車 一等車
B 二等車 座席を簡易寝台に転換可能な車両
AB 一等/二等車 近郊型
AR 一等車+厨房・供食設備有 車いすに対応した車両
BC 二等車+バリアフリー 通常より少ないコンパートメント
BR 二等車+厨房・供食設備有 三等車
AD 一等車+荷物車 二段式二等寝台
BD 二等車+荷物車 制御車
D 荷物車 二等車
DA 一等二階建車 三段式二等寝台
DB 二等二階建車 多扉車(2扉以上)
DD 2階建車両車運車 展望車・ロビーカー
K 狭軌鉄道車両 特別車・零等車
F 郵便車 多目的車
FR 食堂車+乗員室・荷物車 シャワーがある車両

AF

一等郵便合造車 トイレがある車両
BF 二等郵便合造車 食堂車・軽食堂車・自動販売機がある車両
DF 郵便荷物車 全長22m以上
WG クラブカー 荷物車
WGS 特別クラブカー

車掌室・乗務員室がある車両

SR クラブカー 国際列車
Salon 展望車    
WR 食堂車    
WL 寝台車    

 

 

 


車両限界

車両限界とは、全ての鉄道車両が従わなければならない、車体断面の大きさの限界範囲のことである。

太陽電気鉄道の鉄道線では、下記の様に定められています(一部特定路線を除く)

 

名称 軌間 最大幅 最大高 最大長 主な適用路線

第一種甲(TLSJ-A1)

ТГР Класс Яп-1

1,067mm 3,000mm 4,320mm

22m

一部を除くほぼ全ての路線

第一種乙(TLSJ-A2)

ТГР Класс Яп-2

1,067mm 3,000mm 4,500mm 25m 幹線の多く

第一種丙(TLSJ-A3)

ТГР Класс Яп-3

1,067mm

1,435mm

3,400mm 4,650mm 25m 青函トンネル など
第二種甲(TLSJ-B1) 1,067mm 3,000mm 4,100mm 20m 地方線の一部
第二種乙(TLSJ-B2) 1,067mm 3,000mm 4,100mm 16m 草津高原線などの山岳路線
第二種丙(TLSJ-B3) 1,067mm 2,800mm 3,600mm 16m 地下鉄管理局

(TLSJ・・・Taiden Loading gauge Standard of Japanの略で日本国内における太電の車両限界と規格、TSと略されることもある)

(ТГР・・・Тайдэн Габарит подвижного состава из Россияの略でロシア国内における太電の車両限界と規格)

ТГР規格のクラスイポーニヤ(Яп)は、主に樺太島内で使用されている日本に合わせた規格です。

 

 


車両形式表記

車両形式表記は、太陽電気鉄道内で車両側面に表示しなければならない重要な表記です。

車両番号・保安装置・車両長と規格・電化方式・所属・設備・定員・重量が表記されます。

車両番号は、UIC番号に基づいた表記がされています。形式のアルファベットは以下の数字に変換されます。

C→1

R→2

E→3

D→4

S→5

W→6

SDT→7

T→8

 

表示内の表記の意味は、下記の通りです。

MT表記
表記 意味 
T 付随車
M 動力車
D 気動車(動力車)
W 客車(通常は使用しない)
s 一等車
c 制御車
p 郵便車
g 荷物車
z 事業用車
r 特別車
e 電源車
b 半室食堂車
d 食堂車

 

保安装置表記
表記 意味 
TS ATS-T(太電式自動列車停止装置)
TC ATC-T(太電式自動列車制御装置)
KS ATS-K(霞鉄式自動列車停止装置)
KC ATC-K(霞鉄式自動列車制御装置)
FS ATS-FS(太電貨物式自動列車停止装置)
DS DS-ATC(東新幹線型自動列車制御装置)
SS ATS-S(S型自動列車停止装置)
PS ATS-P(P型自動列車停止装置)
PT ATS-PT(JR東海式P型自動列車停止装置)
PF ATS-PF(貨物列車用P型自動列車停止装置)
Dn ATS-DN(D型自動列車停止装置)
CS CS-ATC(CS型自動列車制御装置)
AL ALS(ロシア自動機関車警報)
KL KLUB(ロシア統合機関車安全装置)

 

車両規格表記
表記 意味 
TSA1 太陽電気鉄道日本車両規格第一種甲
TSA2 太陽電気鉄道日本車両規格第一種乙
TSA3 太陽電気鉄道日本車両規格第一種丙
TSB1 太陽電気鉄道日本車両規格第二種甲
TSB2 太陽電気鉄道日本車両規格第
TSB3 太陽電気鉄道日本車両規格第
RIC 国際客車規格
RIV 国際貨車規格
STI 欧州連合相互運用性規格

EMU

動力分散方式電車
DMU 動力分散方式気動車
MS デュアル車
DC 気動車
EL 電気機関車
DL ディーゼル機関車
SL 蒸気機関車

 

対応電圧表記
表記 意味 
DC 直流電化方式(架空電車線方式)
DT 直流電化方式(第三軌条方式)
AC 交流電化方式(架空電車線方式)
50/60 50Hzおよび60Hzに対応

 



その他の用語

あ行

ae alliance アイアライアンス

太電ホールディングスと京名電鉄(京名グループ)の対等合併により誕生した持株会社

 

 

駅務係 えきむがかり

太陽電気鉄道における駅員の正式名称

駅長 えきちょう

運輸長の命を受け、駅務を統括し、構内の秩序を保持し、その所属係員を監督する。

かつては駅に宿舎を設けてそこに駅長とその家族が暮らす事も多かったが、現在は宿舎を併設する事が少なくなっている。

 

駅長補 えきちょうほ

いわゆる助役、駅長の代理で駅員や社員を指導・監督し、指定された処理を行う。

 

駅管区長 えきかんくちょう

複数の駅を管理する駅長のこと。

 

か行

元帥 げんすい

会長の事

 

国際列車 こくさいれっしゃ

ロシア方面に直通する列車の事。また直通するのに必要な設備を持つ列車の事。

 

さ行

 

次帥 じすい

副社長の事

 

車掌 しゃしょう

車掌長 しゃしょうちょう

列車の中で最も位が高い乗務員の事。普通列車では一般的に運転士と車掌長が1名ずつ乗務している。

 

車掌補 しゃしょうほ

寝台の組み立て・解体を担当する乗務員の事。また研修中の車掌もこの車掌補という立場になる。

 

旅客専務車掌 りょきゃくせんむしゃしょう

長い編成の列車や優等列車で車掌業務の内、車内検札などの旅客と接する業務を担当する車掌の事。

 

守衛士 しゅえいし

駅務係や乗務員の内、警護を専務とする職員のこと。

太陽電気鉄道に直接雇用されているため警備員とは異なる。

時に駅務係や旅客専務車掌として勤務することもある。

前身は、日本鉄道公団特別司法警察職員および鉄道公安職員。

 

職員 しょくいん

太陽電気鉄道株式会社の従業員のこと。

 

総帥 そうすい

社長の事

 

た行

太陽電気鉄道株式会社法 たいようでんきてつどうかぶしきがいしゃほう

経営が破綻した日本国有鉄道と民営化が決定された日本鉄道公団の分割・民営化により新たに新設された「太陽電気鉄道」の事業の規制等を定めた法律。所管官庁は国土交通省。

 

TAITANS タイタンズ

正式名称は「太陽電気鉄道人工知能交通管理電子計算機」。

2020年に導入された人工知能を搭載した鉄道管理システムで全国の太電鉄道網を統括して管理している。

 

 

武市家 たけいちけ

高円寺電気軌道及び武市財閥の創業家。現在も経営のトップを担う

 

中央駅 ちゅうおうえき

都市の交通の中心となる駅のこと。一部駅では名称として付けられている場合もある。

 

中央機関 ちゅうおうきかん

経営上の中心となる太電本社・総本部の事

 

地方機関 ちほうきかん

都市・中核市に設置される支社の事。「地方管理局」とも呼ばれている

 

特殊無人駅 とくしゅむじんえき

国鉄でいう「仮乗降場」の事。太陽電気鉄道法で設置が許可されている。

正式な駅ではないため利用客が居ない場合は通過扱いする。

 

 

な行

日本国有鉄道特定地方交通線の譲渡引継に関する規程 にほんこくゆうてつどうとくていほうこうつうせんのじょうとひきつぎにかんするきてい

1980年(昭和55年)に日本国政府と太陽電気鉄道の間で結ばれた規程

内容は国及び地方自治体が運行費用の一部を負担する代わりに廃止される国鉄路線の一部を太陽電気鉄道が譲受け、引き続き運行をするというもの

 

は行

半室食堂車 はんしつしょくどうしゃ

「軽食堂車」や「ビストロ」と呼ばれている食堂車の一種。

 

 

ま行

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や行

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ら行

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わ行

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