その他のはなし


№01 樺太島について

太電の世界では、日露が仲良くお手てをつないでいて、領土問題等もWW2以前の状態(ポーツマス条約で結ばれた内容)にするっという感じで解決済みとなっています。

ありえないと言えばありえない事です。日本も樺太についてはサンフランシスコ講和条約で領土を事実上 破棄していますので。

(現実世界では現在、樺太島はロシア連邦極東連邦管区サハリン州になっています。)

 

「じゃあ、太電の世界で樺太はどうなっているの?」っと言いますと

まず行政についてですが、都道府県については「北海道(樺太振興局)」になっています。

市区町村はロシア時代の物を引き継ぎ、豊原市(ユジノサハリンスク)、留多加町(アニワ都市管区)、落合町(ドリンスク都市管区)、大泊町(コルサコフ都市管区)、知取町(マカロフ都市管区)、本斗町(ネベリスク自治地区)、敷香町(ポロナイスク都市管区)、泊居町(トマリ都市管区)、恵須取町(ウグレゴルスク自治地区)、真岡町(ホルムスク都市管区)に分かれています。

地名についてはソ連占領前と同じです。ただし、一部はロシア語の当て字が使われています。

 

南樺太地域に住んでいる人は、ロシア人が5割、日本人が4割、朝鮮民族(主に北朝鮮人)が1割ほど。返還前から住んでいるロシア人・朝鮮人の多くはそのまま残っていますが、一部のロシア人は北樺太(北サハリン)へと移住しました。返還後、日本政府は実効支配を強化するため樺太への居住者を募集し、なんとか12万人ほど住まわせています。

ちなみに返還後、日本政府とロシア政府の協議で「樺太島は日本人・ロシア人のための地域であり、この島内に関しては日本国国籍及びロシア連邦国籍の人間であれば往来を自由とする」と決められたため 日本国籍・ロシア国籍であれば南北往来は自由です。往来自由とは言え、ちゃんと国境及び国境検問所はありますし、南樺太では日本の法律が適用されます。

 

軍事関係については、大沢飛行場(ホムトヴォ空港)にある航空自衛隊豊原基地・陸上自衛隊豊原駐屯地があります。また国境は陸上自衛隊豊原警備隊が監視しています。海上自衛隊についても島内に基地(軍港)があります。

 

経済は返還前から居るロシア企業が多いですが日本企業も返還後 進出しています。

鉄道は北海道旅客鉄道や日本貨物鉄道・ロシア鉄道などは進出しておらず、南北どちらもТЖД(太電ロシア)が中立的立場で保有・運営・管理しています。バスも同様、ТЖДが運営しています。